フランス・パリに行く前に読んでおいて役に立った本、読むべきおすすめの本

実際読んで役に立ったものだけに厳選したが、それでも冊数が多くなり長文になり過ぎたので、解説は全て割愛した。 定番スポットは制覇した上級者向け『知っていればもっと楽しめる Amour! フランス旅行術 ガイドブックに載らない達人の知恵50』高橋雅代知っ…

くらもちふさこをこれから初めて読む人におすすめの作品ベスト15

NHK朝ドラ『半分、青い。』が終わってしまった。ヒロイン・楡野鈴愛が弟子入りする憧れの漫画家・秋風羽織の作品として、くらもちふさこ作品が実名で登場して驚いた半年前が懐かしい。くらもちふさこといえば、1972年にデビューして以来、それまでの少女マン…

香水初心者向け定番香水20選(現在日本で入手可能な香水のみ)

今回のテーマは、香水嫌いな人にこそおすすめの老若男女誰にでも好かれる初心者向け定番名香水。そのため、シャネル5番やオピウム、パリ、プアゾン、タブー等の香水嫌いの切欠になりそうなsillage(香跡)や拡散性の強い香水は極力除外した。 個人的には今回…

Un moment pour se sentir

古いレコードに針を落とし窓を猛烈に叩き続ける台風を溶け合うコンチェルトとしてアレンジし直す ローズダマセナを惜しげもなく使用した グランパルファムの相乗効果ボオドレエルが示した色彩で真新しい記憶を完成させる 上擦った気分をドライダウンさせた …

おすすめの香水の本、雑誌、ガイドブックまとめ 

『世界の名香・人気香水ランキングと調香師まとめ』を書いてから11年。香水を取り巻く状況は大きく進化している。男性向け香水を中心に売り上げは年々伸びている。一方で、どんなに優れていても、そのほとんどがあっという間に廃盤になってしまう状況は変わ…

最強だった二人の関係の終わらせ方

考えた末、完全な幕切れには、そうするのが最善な策だと確信していた。 胸の痛みも今では、懐かしく思える。 自分の気持ちに嘘をつくのだから、当然、苦しみはそれなりにあった。 それに、好きな人に嫌われるというのは、あの素敵な思い出を全て汚す手荒なや…

別れのことば

「楽しかったよ」どうしてそんな笑顔で言えるの? 「やっぱりあなたのほうが多く愛してくれた」涙顔のぼくにそれはこたえられない 「もう会えないんだね」なんて悲しいシノニムだろう 「覚悟はしてたけどね」強がりこそは至上の後ろ髪 喪失と再生その隙間を…

やがて真理は

取り戻したい 猛烈な衝動が何かの節目であるかのように時折ぼくを襲う 身体でそれに抗うかのようにきまって僕は香水瓶を飾る棚に手を伸ばす 三桁はあるその中から取り戻すべき時代に気に入った香水をその入れ物の形と色で瞬時に的確に探り当てる 蘇る気分の…

最速で好みの洋楽に出会うための厳選CDガイド<ポップス/ソウル編>

よい音楽を聴き分けられるために、より多くの音楽に触れたいと思っていても、ジャケ買いや雑誌に頼ったところで、これといった音楽になかなか出会えないものだ。それよりも、信頼できる音楽評論家や好きなミュージシャンのレコメンドするアルバムを買い漁る…

起爆剤

元来、世界で文学といえば、詩であった。 現代のような小説が主流になったのは、まだほんの百年にも満たない。 西洋では詩も絵画も音楽も貴族のためのもので、 市井の臣に芸術は存在しえなかった。娯楽としての芸術としては舞台が中心で、のちに今の映画やド…

これまで最も衝撃を受けたJPOP、邦楽ロックの隠れ名曲 TOP5

誰もが認める美しいメロディーの名曲ではなく、ここでは、歌詞や楽曲の斬新さに衝撃を受けた邦楽5曲をセレクトしてみた。

閉ざされた過去

近頃よくあることだが、目覚まし時計でセットした時刻よりもほんの数分早く目が覚めた。数日前までのような蝉の合唱も収まり、寝室は静まり返っていたせいか、既に日は高かいというのに意識はすぐにははっきりとせず、ぼんやりと未だ覚えている夢の内容を辿…

本棚の10冊で自分を表現する<究極の選択編>

twitterにて@Artssoyさんが発案したhashtag「#本棚の10冊で自分を表現する」。10冊のみという理由。本棚の本を50冊挙げると為人が相当見えてくるような気がしますが、あえて見せない部分を作るからこそ面白い。#本棚の10冊で自分を表現する @Artssoy— Artsso…

本棚の10冊で自分を表現する<音楽評論編>

シリーズ第3回は、ソウルやロック、ポップス、ジャズを知るためのガイドブック傑作十傑を選んだ。 1.ピーター・バラカン『魂(ソウル)のゆくえ』 魂(ソウル)のゆくえ作者: ピーター・バラカン出版社/メーカー: アルテスパブリッシング発売日: 2008/04/12メデ…

本棚の10冊で自分を表現する<芸術書/実用書/評論集編>

実用書やガイドブックから、何度も読み返したものばかりを選んだ。今回は絶版も含む。 1.山崎まどか『オードリーとフランソワーズ 乙女カルチャー入門』 オードリーとフランソワーズ?乙女カルチャー入門作者: 山崎まどか出版社/メーカー: 晶文社発売日: 2002…

本棚の10冊で自分を表現する<文芸書編>

本棚にある文芸書の内、入手可能な本から選んだベスト10冊を掲載

死ぬまでに行っておきたい美術館・博物館<宝飾・工芸編>

近代芸術史でも重要な、アールヌーヴォー期/アールデコ期の宝飾(ジュエリー)の名品、ガラス工芸の逸品に出会える最高に贅沢な空間をWEBサイトと共に紹介

アニメ映画おすすめ名作ランキング160 & OVA/OADベスト40<国内編>

3年ぶりに泣ける・感動の名作アニメ映画の個人的ランキング2015年版を選出し直した。きっかけは、ウオルト・ディズニーへ捧げたオマージュであり、手塚治虫の遺作かつ集大成の名作アニメ「森の伝説」が10/2にBlu-rayで発売されること。前回同様、ランキング…

不毛な澱のカタルシス

その心に独善と偽善が満ちている限り 自省と自戒に至ることはない 説得は届かず納得することはない 公平かつ公正であれと要求するが その矛盾に気付くことは永劫ない 区別と差別との違いを解せず 応対と対応との違いを解せず 会話と対話との違いを解せず 機…

ただひとつ

いまわの際に思い浮かべる恋は 唯一なのがよい 誰にも話せず叶わないのがよい はかなく散った幻のがよい 足掻き苦しんだ夜が多いほどよい 美しくなくてもよい 忘れられないほどなら それがよい 最期まで秘密にしておくのがよい 思いは届かないのがよい 死後…

ことの終わり

「最大のライバルは、いつもきみの隣で眠るのが 習慣になってる、この子だよ」 「なにばかなこと言ってるのよ。 違うんだってば。ペットじゃ結局埋められないの。 やっぱり、そういうのは人とは違うものなの」 その意味も分かる。 それはきっとそうなんだろ…

相聞歌

「永遠にイチゴ狩りは封印」と 今も貴女は解かれぬままか 果たせないままになってる約束も 今では僕の形成要素 懐かしい携帯出して充電し 開くメールは逆玉手箱

月齢と朔望(月相)による月の和名一覧(満ち欠けによる月の名前)

「世間(よのなか)は空しきものとあらむとぞこの照る月は満ち欠けしける」(万葉集 巻第三・四四二) 「つぎの夜から 欠ける満月より 14番目の月が いちばん好き」(荒井由実『14番目の月』) 古より日本では月を愛でてきた*1。万葉の時代からユーミンに至る…

たて読み

あふれる思いを抑えて なにごとも無いかのごとく ただの友達のようにふるまって がんばってきたけれども すぎさっていく時の中で きれいな思い出のままでとどめるだけじゃなく であえてよかったと心から思えるほど すなおにこの思いをすべて伝えたい

心を重ねて

全てを悟る瞬間がある。 処世の要諦は、 主我的な考え方を棄て去ることとは違う、と。 とある番組で、10代の心に響いた歌として、 次の歌詞のフレーズが紹介されていた。 「ずっと前からキミが好きでした」 Oh 精一杯の想いを全部 今すぐ伝えたいの でも傷…

一年の計

かないっこないな。 両親や兄に会うたびにそう思う。 帰省したときの最後の見送りの 寂しがりようは尋常じゃない。 こんな大人になってもずっと変わらず 可愛がられている僕はほんとに幸せ者だ。 別れ際に見せる、あの淋しさを消そうとする 笑顔の有難さを感…

雅量

二枚の三角定規で描いた 平行線のように どこまでも真直ぐに続く轍 二人が辿り着いた得難い絆誤解 理解 氷解 和解 乗り越えた数だけ 深めた信頼 これ以上求めようがない程 居心地がよい存在 何故だろう 繭の中の快適さは 時に閉塞感に変わる 高邁な理想を実…

すべてがあなたに

なにをしてても どこにいても だめなんだ すべてがあなたに つながっていく なにをきいても だれをみても だめなんだ すべてがあなたを おもいださせる はなれていても ともにいても だめなんだ すべてはあなたで あなたがすべて 涙が止まらないよ歌詞→http:…

I miss you like crazy

「情熱的な思いは熱病みたいなもので、一時的な感情よ」 そんなことはない、と否定する代わりに 悪戯に歪めた口元を見つめる 冗談、冗談、と謝るときに つい手を握るのも 寒いね、と言いながらも 地下通路を通らずに寄り添い歩くのも 終電時間を過ぎたことに…

折り紙つき

今は未だ、 言葉或いは行為が至らないことで、 あなたに誤解を与えて傷つけたり、 不快な思いをかけたりするかもしれない。 穴だらけの理論や主張の矛盾に ときに激しい反感を覚えるかもしれない。 怒りや憎しみが心を蝕み、 全てを放り出したくなるときだっ…