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雨が降る日は

poem

雨が降る日は家であなたを思い出す
「私、究極の雨女なの。雨は好きよ」
と告げたときのあなたの眼差しを思い出す


雨が降る日は家で忘れじの曲を聴く
あなたの好きだった曲は
孤独な現実を残酷なまでに知らせてくれる


雨が降る日は家で読みかけの本を読む
あなたが寝そべりながら本を読んでいたソファの
クッションは今もあなたが配置したまま


雨が降る日は家であなたを思い出す
どんなに僕があなたを好きでいたのかを
よりくっきりと浮かび上がらせる雨音