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ずぶ濡れ

過去の詩

ほんとうは自分の居場所なんて
ないんじゃないか
どこかでそう思ってきた
そうさ ぼくはずぶ濡れの野良猫


あしたがあるなんて
そんな嘘
信じたりなんかしないよ


それでもあなたは
僕に傘にいれようとする
おはいんなさい
風邪ひくわよ


やさしさなんて
信じない
よけいなお世話さ
逃げ出すぼく


ちらっと振り向いたとき
泣いているのが見えた
そんなはずないさ
雨でそう見えただけさ


なぜだろう
さみしいよ
なぜだろう
落ち着かないよ
なぜだろう
眠れないよ


やっぱり
ずぶ濡れがおにあい
そうさ
ぼくは捨てられた
でも・・・


どうしちゃったんだろう
どうかしてるよ
どうにかしなくちゃ
どうにかしよう


駆ける
駆ける
駆ける





ほんとはね
ほんとはね


うれしかったよ
感動したよ
びっくりしたんだよ


あ、あ、
あ・・・ありがとう


※2005/06/13 7:34初出