2007年・書籍年間ベストを特集した雑誌

年末にどっと出る一年を振り返る企画。ガイドなんぞ読もうものなら、また芋蔓式に止まらなくなるのは分かっているのだけれど。

※題名にリンク


発売前から楽しみにしていた「新潮」の付録CD、「詩聖/詩声 日本近現代名詩選」。Total timeが52:25の大作。8名の詩人の名詩15篇を古川日出男が選び、しかも朗読している。これは貴重。

立原道造(1914〜1939)
1. 序の歌(『優しき歌』より)
2. 小譚詩(『暁と夕の詩』より)

中原中也(1907〜1937)
3. 汚れつちまつた悲しみに……(『山羊の歌』より)
4. 憔悴(『山羊の歌』より)
5. 心象(『山羊の歌』より)

三好達治(1900〜1964)
6. 駱駝の瘤にまたがつて(『駱駝の瘤にまたがつて』より)

宮沢賢治(1896〜1933)
7. 春と修羅(『春と修羅 第一集』より)
8. 原体剣舞連(『春と修羅 第一集』より)

萩原朔太郎(1886〜1942)
9. 悲しい月夜(『月に吠える』より)
10. 自然の背後に隠れて居る(『青猫』より)
11. 我れの持たざるものは一切なり(『氷島』より)

西脇順三郎(1894〜1982)
12. 夏(失われたりんぼくの実)(『近代の寓話』より)
13. 第三の神話(『第三の神話』より)

吉岡実(1919〜1990)
14. わが馬ニコルスの思い出(『神秘的な時代の詩』より)

吉増剛造(1939〜)
15. アドレナリン(『草書で書かれた、川』より)

新潮 2008年 01月号 [雑誌]

新潮 2008年 01月号 [雑誌]