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渋谷系アーティスト達の音楽の原点、トミー・リピューマ&アル・シュミット、ロジャー・ニコルズ&ポール・ウィリアムス

ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ「フル・サークル」

2007年リリースのCDアルバムの内、最高傑作は勿論SCOFの新作。Amazonでは「40年ぶりの新作」とレビューしている人が多いが、厳密に言えば「ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ」としてはその通りだが「ア・サークル・オヴ・フレンズ」名義では1995年にも28年ぶりの新作として発表されている。*1また、ロジャー・ニコルズとポール・ウィリアムスの二人がソングライティングした作品を録音し製作関係者に配布した売り込み用のデモテープ(1970年)までもが2001年にCD化されている。
ロジャー・ニコルズ&ア・サークル・オヴ・フレンズ「ビー・ジェントル・ウィズ・マイ・ハート」

愛のプレリュード~ソングス・コンポーズド・バイ・ロジャー・ニコルズ&ポール・ウィリアムス

今にして思えば、小山田圭吾ピーウィー'60s(Peewee'60s)*2を結成し、「Roger Nichols & The Small Circle Of Friends」が再発された1987年こそは、渋谷系という一時代を築き上げたジャンルが産まれたepoch-makingな年だったといえよう。 *3
「コンプリート・ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ」

ソフトロックの代名詞的アルバムとなった「ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ」のプロデューサーはTommy LiPuma(トミー・リピューマ)。彼こそは僕が最も敬愛するプロデューサーであり、エンジニアリングを担当したAl Schmitt(アル・シュミット)と共に、AORやシティ・ミュージックの先駆けとなったニック・デカロ「イタリアン・グラフィティ」やフュージョン界最大のヒット作となったジョージ・ベンソン「ブリージン」、マイケル・フランクス「アート・オブ・ティー」、ナタリー・コールアンフォゲッタブル」等歴史的名盤を製作した。


もしも「無人島の10枚となる畢生のフェイヴァリット・アルバムは?」に答えるなら、トミー・リプーマ作品ばかりで埋め尽くされるであろう。
ニック・デカロ「Italian Graffiti イタリアン・グラフィティ」

ジョージ・ベンソン「ブリージン Breezin'」

マイケル・フランクス「アート・オブ・ティー The Art Of Tea」、

ナタリー・コール「アンフォゲッタブル Unforgettable」

*1:ちなみに、7枚のシングル盤とアルバムでバンド名の冠詞に違いがある理由は、レコード会社が「a」を「the」と誤記したからだと、インタビューでロジャー・ニコルズは答えている。

*2:フリッパーズ・ギター(The Flipper's Guiter)の前身ロリポップ・ソニック(Lollipop Sonic)の結成時のバンド名

*3:1987年再発盤は廃盤だが小西康陽によるライナーノーツは「これは恋ではない」に収録されている。