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当たり前のことが案外できていないと思った日常の1コマ

communication

休日に洋服選びに付き合った。
洋服を手にした途端「それ、かわいーですよねー」の店員の笑顔。
他にも手に取るたびごとに「それ、かわいーですよねー」の連発。
あれこれ見た内、その幾つかを薦められるままに試着するものの、結局何も買わずに店を出る。
やっぱりねと思いつつ「どうして店出たの?」と尋ねる。
「もっと見たいんだけどゆっくり選べないんだもの」
「あれではそうなるよね」
「そう思う?」
「もしも僕があなたに接客するとしたら・・・まずはあなたの着ているそのスカートを褒めるかな」
「そうなんだ。気障ね」
「だって、どうせ買ってもらうのなら、自分の好きなセンスの着こなしをしている人がいいでしょ。だから、まずはその人にそのセンスいいねって伝えないとね」
「それはそうね」
「反対に僕が客の立場だとしても、自分のさりげないこだわりに気付いてくれる人は『いいセンスしてるじゃん』て思うし」
「分かるそれ」
「だからね、どんなに自分でも気に入ってる商品を扱っているとしても、まずはその商品以上に、それを着る人に関心をもつことのほうが大事なんだと思うんだよね」
「だよね、やっぱり」
「僕もね、どんなに試着してよかったとしても、さっきの店では買わなかったと思う」
「そうよね」
「結局人ってさ、自分が受け入れられているとか認められていると安心できてはじめて、相手のことを素直に認められるんじゃないかな」


追記 補足記事「自分語りが止まらない女性をおとなしくさせるのに最も効果的だった方法」