2008-03-06 ありふれた後悔 過去の詩 悠久の時の流れに 夥しい死と生が繰り返され 季節は廻り 明日はやってくる 広大な原野で 立ったまま眠るシマウマを 息を潜め狙う飢えた眼光 退屈を嘲笑うのは 悪意という名の秩序 我が宿世に屈する道のみが 眼下に拓かれる 血塗られた挑戦状に おののき 行き場の失った気概が 魂を売り渡す 甘美な記憶と 引き換えに 2007/2/13 18:31初出