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2年という歳月 〜まだ見ぬ恩人に捧ぐ〜


終焉 - 人に心を開けない女の失恋ブログ」を読んで

1曲目 Mr. Children「Another Mind」

ようやくこの記事に着手できる日が訪れました。
ブログのコメント欄でしか言葉を交わしていない皐月さんに
こうして言葉を残せることが心から嬉しく思います。


ほんとはあの最後の記事をアップされた直後にコメントを書いたのですが、
あまりに多くの想いを書き連ねたその言葉たちは、
「文字数がオーバーしています」のそっけない文字に変換され、
幼き日に砂浜に書いた「好き」の文字が波にかき消されたときのような、
悲しい気持ちになり、今日の日まで引き伸ばしにしてきたのです。

そして、そんな風に彼を想い続ける事が
無理や強がりでは無く、とても自然な事だと感じられるようになった今
本当の意味で、彼からの卒業に至ったのかもしれないと考えています。


卒業。
「終焉」という象徴的な記事タイトルでそうなのだとピンときました。
彼との別れから2年、ですか。
その月日の重さはいかばかりかとお察し申し上げます。

2曲目 Mr. Children「メインストリートに行こう」

苦しさから逃れるために、ひたすら忘れようとしたあの頃


もう未練なんて無いと、真の感情を抑圧して
無理矢理自分を奮い立たせ、他人も自分自身をも傷付けた日々


時を経て、少しずつ立ち直りゆく事に喜びを感じつつ
彼との離れゆく距離に、淋しさを隠せなかった複雑な毎日


完全に過去の人である彼への想いが
今、目の前にある恋愛を凌駕し
戸惑いと自責の念に苛まれた苦悩の時期


それでも、諦めずに前に進み続ける事が
傷だらけになりながらでも、先を見据え続ける事が
今の穏かな気持ちに繋がっているのだと、心からそう思います

こういう、皐月さんの正直な言葉は、これまでも、何度となく僕の震える心に共振しました。
新しい記事がアップされるたびに、
すり傷のあるひじが机の角に触れたときのような痛みを感じながら、
僕は幾度も幾度も読み返し、
言葉に表れた―そして潜んだ―悲しみ、怒り、やるせなさ、悔やみ、愛しさ、空しさを
自分のそれと重ね、誰にも心を閉ざして、やけになりたい気持ちを
流れる涙で幾分、浄化できたのです。

3曲目 Mr. Children「and I close to you」

この場所があったから、誰にも涙や弱さを見せられなかった私でも
何とか自分を保ちながら、ここまで来る事が出来ました
沢山の方々の温かい言葉や励ましは、私を大きく包み癒してくれました


あの場所では皐月さんがなにもかもさらけ出してくれたから、
僕だけではなく、多くの読者が、同じように誰にも打ち明けられない苦しみを
分かってくれるような(それはいい意味での思い込みなのかもしれませんが)
気持ちになれたということだと思うのです。
人目を忍んでこっそり泣いているときに、偶然通りかかった友達が、
なにも訳を訊かずに、ポンと肩をたたいてくれたときのような、あの温かさを。

4曲目 Mr. Children「Replay」

人に心を開けない女が、そんな自分の心の弱さを見つめ直し
今では少し、澄んで柔らかくなった心で生きれるようになった・・・
そんな自分に、そろそろゴールテープを切らせてあげようと思います


私の失恋ブログは、これで最後・・・の予定です


これまで、多くの愛読していたブログの閉鎖記事を目にしてきました。
休止宣言もなく、或る日の記事を境に書かなくなった人もいます。
また或る人は、突然ブログ自体を削除してあの悲しい404のメッセージを残していきました。
それらの出来事は僕をひどく悲しい気持ちにさせました。
しかし、今回ばかりは違います。
この門出を僕は、敬愛の握手を持って見送りたいと思います。


そして最後の挨拶は、「さよなら」ではなく、
「またね」と告げたいのです。
たとえ、これが本当に最後になるとしても。
だって、この2年は忘れ去るべき月日ではなく、
ときおり、そっと開いて眺める、子供の頃のおもちゃ箱のような、
無意味なようでそうではない、懐かしさの詰まった宝物になると思うから。


僕にとって、皐月さんのブログはこれからも、
ふとしたときに、また聴きたくなる、荒井由美のアルバムのような
エヴァーグリーンの輝きを放つ、勇気と慰めをくれるマスターピースなのです。

8曲目 Mr. Children「LOVE」

いよいよ、僕にも終焉の時が訪れたようです。
というのも、僕とかつて好きだったあの人との交換日記ブログのタイトルは、
ミスチルの「versus」という古いアルバムのこの一曲の歌詞から引用したのですが、
その想い出の曲を聴き終えたら、僕も皐月さんと同じように終焉させようと思い立ったのです。
このアルバムを聴きながら、この記事を書き始めたのはそういう訳だったのです。


そして、
まだ隣で眠っている、今の彼女が目覚めたら、家庭を築く決心を伝えようと思います。
そんな人生の節目になることを、
まだ見ぬ恩人である皐月さんに、どうしても伝えたかったのです。
皐月さんの言葉たちが無ければ、今の僕の決心もまた無かったのですから。


ありがとう、皐月さん。


またね。