私家版・十大フランス文学・十大フランス詩・十大フランス演劇・十大フランス短編集・十大フランス哲学

　かつて、id:idiotapeさんが書いた「私家版世界十大小説」を皮切りに好きな小説の記事を書くのが流行したことを、今でも時折思い出しては、当時の記事を読み返す。
　あれからちょうど2年。振り返るのにはそろそろよい時期かと思い、この1年間で研究してきたフランス文学史の記事をアップする前に、文学史的ではなく個人的に偏愛する作品、フランス文学のおすすめ名作を、かつての私家版のように十冊ずつ選んでみた。

【フランス小説ベスト１０】
　
ヴォルテール『カンディード』

カンディード 他五篇 (岩波文庫)

ボリス・ヴィアン『日々の泡(うたかたの日々)』

日々の泡 (新潮文庫)

カミュ『ペスト』

ペスト (新潮文庫)

オノレ・ド・バルザック『従妹ベット』

従妹ベット 上 (バルザック「人間喜劇」セレクション <第11巻>)

アナトール・フランス『シルヴェストル・ボナールの罪』

アナトール・フランス小説集〈1〉シルヴェストル・ボナールの罪

ジョリス＝カルル・ユイスマンス『さかしま』

さかしま (河出文庫)

フランソワ・モーリアック『テレーズ・デスケルウ』

テレーズ・デスケルウ (講談社文芸文庫)

アンドレ・ブルトン『ナジャ』

ナジャ (岩波文庫)

レーモン・ルーセル『アフリカの印象』

アフリカの印象 (平凡社ライブラリー)

ミシェル・ビュトール『心変わり』

心変わり (岩波文庫)

　
次点
アンドレ・ジイド『贋金つくり』

贋金つくり (上) (岩波文庫)

ジュリアン・グラック『アルゴールの城にて』

アルゴールの城にて (白水Uブックス)

ウジェーヌ・フロマンタン『ドミニック』

ドミニック (岩波文庫)

　
　
【フランス短編集ベスト１０】
　
ジェラール・ド・ネルヴァル『火の娘』

火の娘たち (ちくま文庫)

ポール・ヴァレリー『ムッシュー・テストと劇場で(テスト氏との一夜)』

ムッシュー・テスト (岩波文庫)

シャルル・ノディエ『トリルビー』

ノディエ幻想短篇集 (岩波文庫)

スタンダール『イタリア年代記』

カストロの尼―他二篇 (岩波文庫 赤 526-7)

マルセル・シュウォッブ『少年十字軍』

少年十字軍 (海外ライブラリー)

ジュール・バルベー・ドールヴィイ『悪魔のような女たち』

悪魔のような女たち (ちくま文庫)

ギ・ド・モーパッサン『オルラ』

モーパッサン怪奇傑作集 (福武文庫)

アルフォンス・ドーデ『月曜物語』

月曜物語 (岩波文庫 赤 542-3)

ギュスターヴ・フローベール『三つの物語』

三つの物語 (岩波文庫)

オーギュスト・ヴィリエ・ド・リラダン『残酷物語』

残酷物語 (1954年) (新潮文庫)

　　
次点
アンリ・ド・レニエ『碧玉の杖』

碧玉の杖 (1984年) (フランス世紀末文学叢書〈3〉)

　
【フランス詩ベスト１０】
　
シャルル・ボードレール『悪の華　1857年版』

悪の華【1857年版】

アルチュール・ランボー『地獄の季節』

地獄の季節 (岩波文庫)

ポール・ヴェルレーヌ『サテュルニアン詩集(土星びとの詩)』

ヴェルレーヌ詩集 (新潮文庫)

ポール・ヴァレリー『魅惑』

ヴァレリー詩集 (岩波文庫)

ヴィクトル・ユーゴー『静観詩集』

詩集 (ヴィクトル・ユゴー文学館)

ジャン・コクトー『ポエジー』

コクトー詩集 (新潮文庫)

ギヨーム・アポリネール『カリグラム』

アポリネール詩集 (新潮文庫)

ステファヌ・マラルメ『骰子一擲(賽の一振り)』

マラルメ詩集 (岩波文庫)

テオフィル・ゴーティエ『七宝螺鈿集』

斎藤磯雄著作集〈第3巻〉

テオドール・ド・バンヴィル『綱渡りのオード』

十九世紀フランス詩 (1979年) (文庫クセジュ)

　
次点
アルフレッド・ド・ミュッセ『夜』

ミュッセ恋愛詩集 (1951年) (市民文庫〈第88〉)

ジョゼ＝マリア・ド・エレディア『戦勝碑』

十九世紀フランス詩 (1979年) (文庫クセジュ)

イヴ・ボヌフォワ『ドゥーヴの動と不動』

イヴ・ボヌフォワ詩集 (双書・20世紀の詩人 3)

ジュール・シュペルヴィエル『重力』

シュペルヴィエル詩集 (1955年) (新潮文庫)

　　
【フランス演劇ベスト１０】
　
モリエール『人間嫌い(孤客)』

孤客―ミザントロオプ (岩波文庫)

ジャン・ラシーヌ『フェードル』

フェードル アンドロマック (岩波文庫)

エドモン・ロスタン『シラノ・ド・ベルジュラック』

シラノ・ド・ベルジュラック (岩波文庫)

ポール・クローデル『繻子の靴』

繻子の靴 (上) (岩波文庫)

サミュエル・ベケット『勝負の終わり』

勝負の終わり/クラップの最後のテープ (ベスト・オブ・ベケット)

ヴィクトリアン・サルドゥー『トスカ』

トスカ(ヴィクトリアン・サルドゥーより) (笹部博司の演劇コレクション フランス近代劇編)

ウージェーヌ・イヨネスコ『禿の女歌手』

授業・犀 (ベスト・オブ・イヨネスコ)

モーリス・メーテルリンク『ペレアスとメリザンド』

対訳 ペレアスとメリザンド (岩波文庫)

アルフレッド・ジャリ『ユビュ王』

ユビュ王 (1970年)

アルフレッド・ド・ミュッセ『戯れに恋はすまじ』

戯れに恋はすまじ (岩波文庫)

　
次点
テオフィル・ゴーティエ、ヴェルノア・ド・サン＝ジョルジュ『ジゼル』

世界バレエ名作物語 ジゼル/ラシルフィード/火の鳥/ペトルーシュカ

　
【フランス哲学ベスト１０】
　
ジャン＝ジャック・ルソー『孤独な散歩者の夢想』

孤独な散歩者の夢想 (岩波文庫)

アルベール・カミュ『シーシュポスの神話』

シーシュポスの神話 (新潮文庫)

ジャン＝ポール・サルトル『存在と無』

存在と無〈1〉現象学的存在論の試み (ちくま学芸文庫)

ミシェル・ド・モンテーニュ『エセー(随想録)』

エセー〈1〉

ブレーズ・パスカル『パンセ』

パンセ (中公文庫)

ラ・ロシュフーコー『箴言集』

ラ・ロシュフコー箴言集 (岩波文庫 赤510-1)

スタンダール『恋愛論』

恋愛論 (新潮文庫)

ポール・ヴァレリー『レオナルド・ダ・ヴィンチの方法序説』

レオナルド・ダ・ヴィンチの方法 (岩波文庫 赤 560-2)

アナトール・フランス『エピキュールの園』

エピキュールの園 (1951年)

ステファヌ・マラルメ『ディヴァガシオン(逍遥集)』

マラルメ全集〈2〉 ディヴァガシオン 他

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