読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

冬の寒さ

http://h.hatena.ne.jp/kananaka/9234074414912868334
>未明の気温が、ついに氷点下10度を下回った。さすがに寒さで目が覚めるを通り越し、一晩中、眠れんかった…orz 
>ヌコとふかふかのお布団のマリアージュ(組合せ)は平和の象徴。思わず目尻が下がる、今宵はクリスマスイブ。
 
 
あれは5年前のちょうど今頃。
初めて過ごす札幌の冬は、予想を遥かに超えて寒かった。
あの冬の最低気温もたしか氷点下10度を下回ったと思う。
誤算だった。
 連日35度を記録した真夏の横浜から引越しした当初は天国のように感じていた気温の低さが、半年後にはこんなにも僕を苦しめるなんて思いもしなかった。
あの頃の僕にも猫がいたら、きっと幸せだったのかもしれない。
孤独で過ごす北の大地は僕にとって、圧倒的な強さを誇る怪物そのものだった。
 
 翌年の冬。その頃には恋人がいたから、寒さを孤独で耐え忍ぶ辛さからは逃れられた。といっても、いかんせん遠距離恋愛だったし、クリスマスにも年末年始も忙しくて一緒にいられなかった。
 やっと逢えたその日は、あいにくその冬一番の冷え込みで、氷点下13度まで下がった。
関東から離れたことのない彼女には、トラウマになるほど辛かったらしく、「愛で遠距離の壁は越えられるけれど、寒さの壁は越えられないよ」と冗談めかしで言われ、内心ショックだった。
彼女と別れたのは、それから2ヶ月後くらいだった。
 
失恋からようやく立ち直れたのは、嫁とつきあってからだったけれど、同じ遠距離恋愛だったことで、とても自信がもてなかった。
あの寒さにこの人にも耐えられないんじゃないかって、不安だった。
それでも、去年の秋には結婚することになり、彼女は雪も珍しがってはしゃいでいた。
杞憂になればいいな、と願っていたところ、入籍5日後に急遽大阪に転勤となって、ようやく、あの苦い思い出から解放される気がした。
  
今年の冬は去年と違って大阪の冬の寒さが厳しくなったように感じる。
大阪の温暖な気候に慣れたからだろう。
それでも、僕にとっては、こんなに暖かい冬はほんとうにありがたい。
 
最近、嫁は僕が出掛ける前に同じことを言う。 
「またコート着ていかないの?こんなに寒いんだから着たらいいのに。・・・風邪ひかないようにね」

id:kananakaさんのエントリーを基に書くのは2回目ですが、キーワード(題名)が書きたい内容と一致しないので、ハイクでReplyできないのが残念。