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不毛な澱のカタルシス

poem

その心に独善と偽善が満ちている限り
自省と自戒に至ることはない
説得は届かず納得することはない
  
公平かつ公正であれと要求するが
その矛盾に気付くことは永劫ない
区別と差別との違いを解せず
応対と対応との違いを解せず
会話と対話との違いを解せず
機微も機知も無い
木を見て森を見ず
然るに了解はしても理解はできまい
     
我田引水
周囲を顧慮せずに自分の都合や損得のみで物事を考え
傷つかぬためなら他人を貶めるのも躊躇わない
   
成果も結果も効果も伴わない
配慮も遠慮もなく在るのは憂慮のみ
  
道徳律なき主張は唾棄される
収益がなければ報酬の原資がない故
任務を遂行せぬものに価値はない故
   
歪んだ自意識と誤った権利意識の中で
最も重要で肝要なものを失い
自分を取り巻く全てのものを逆恨みし
終生心安らぐことができぬまま
人生を観照することもなく
虚しく潰えるであろう
 
これぞ正しく自縄自縛 身から出た錆
内在する醜悪さこそがそのプシュケーを汚す