2007-10-24 雨が降る日は poem 雨が降る日は家であなたを思い出す 「私、究極の雨女なの。雨は好きよ」 と告げたときのあなたの眼差しを思い出す 雨が降る日は家で忘れじの曲を聴く あなたの好きだった曲は 孤独な現実を残酷なまでに知らせてくれる 雨が降る日は家で読みかけの本を読む あなたが寝そべりながら本を読んでいたソファの クッションは今もあなたが配置したまま 雨が降る日は家であなたを思い出す どんなに僕があなたを好きでいたのかを よりくっきりと浮かび上がらせる雨音