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君を後ろに乗せ

過去の詩

重いペダルは
こぎ始め


スピードに乗れば
嘘のよう


君を後ろに乗せてることも
忘れるほどさ


忘れるはずなど
ないけどね


互いを必要としてるのに
前輪と後輪は
いつも一定の距離


まるで僕たちの
距離のよう


同じ速度で走り続けてたら
いつまでたっても
距離は縮まらない


走り疲れた君に
気づけずにいた僕は


肝心なものを
忘れたようだね




ふりだしの今
重いペダルを
こぎ続けるよ


いつかまた
君を後ろに乗せられるほどの
スピードになるまで


2006/8/3 00:21初出