時は流れ去り

降り積もった
雪の重みで
竹はすっかり
しなってしまった


ところがどうだ


春にはまた
天へと
真っ直ぐに
伸びているではないか


だが
覚えておくが良い
我が魂よ


再び戻らない
ものの方が
この世には
はるかに
多いのだ


※2005/03/25 2:00初出