春樹チルドレンとは誰かを知るための作家・小説家リストとその作品30選

その昔、池澤夏樹が文壇に登場した時は村上春樹に影響を受けたのだと分かる作風だった。あれから時が流れ、海外でもHARUKI CHILDRENが増殖し続けている。現在、一般的に春樹チルドレンとされている作家を俯瞰するリストを作ってみた。新海誠監督のアニメ映画「ほしのこえ」や安倍吉俊原作・脚本のアニメ「灰羽連盟」は正に春樹チルドレンと呼ぶに相応しい作品ではあるが、ここでは、日本国内の作家・小説家に限定した。海外の作家についてはまた別の機会に、HARUKIブームについての考察を書く予定。

• 伊坂幸太郎「重力ピエロ」

重力ピエロ (新潮文庫)

• 伊坂幸太郎「アヒルと鴨のコインロッカー」

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

• 伊坂幸太郎「チルドレン」

チルドレン (講談社文庫)

• 伊坂幸太郎「死神の精度」

死神の精度

• 伊坂幸太郎「魔王」

魔王

• 本多孝好「MISSING」

MISSING (双葉文庫)

• 本多孝好「真夜中の五分前」

真夜中の五分前―five minutes to tomorrow〈side‐A〉 (新潮文庫)

• 金城一紀「GO」

GO (講談社文庫)

• 金城一紀「対話篇」

対話篇

• 金城一紀「レヴォリューション No.3」

レヴォリューション No.3

• 乙一「GOTH　リストカット事件」

GOTH 夜の章 (角川文庫)

• 乙一「ZOO」

ZOO〈1〉 (集英社文庫)

• 舞城王太郎「煙か土か食い物」

煙か土か食い物 (講談社文庫)

• 舞城王太郎「阿修羅ガール」

阿修羅ガール (新潮文庫)

• 吉田修一「パレード」

パレード (幻冬舎文庫)

• 古川日出男「アラビアの夜の種族」

アラビアの夜の種族 (文芸シリーズ)

• 古川日出男「LOVE」

LOVE

• 古川日出男「ベルカ、吠えないのか？」

ベルカ、吠えないのか?

• 石田衣良「4TEEN　フォーティーン」

4TEEN

• 大崎善生「パイロットフィッシュ」

パイロットフィッシュ (角川文庫)

• 佐藤正午「ジャンプ」

ジャンプ (光文社文庫)

• 佐藤正午「Y」

Y

• 佐藤正午「永遠の1/2 」

永遠の1/2 (集英社文庫)

• 荒木スミシ「グッバイ・チョコレート・ヘヴン」

グッバイ・チョコレート・ヘヴン (幻冬舎文庫)

• 素樹文生「上海の西、デリーの東」

上海の西、デリーの東 (新潮文庫)

• 狗飼恭子「国境,太陽」

国境/太陽 (ダ・ヴィンチブックス)

• 佐藤友哉 「1000の小説とバックベアード」

1000の小説とバックベアード

• 西尾維新「クビキリサイクル」

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

• 上遠野浩平「ブギーポップは笑わない」

ブギーポップは笑わない (電撃文庫 (0231))

• 滝本竜彦「NHKにようこそ! 」

NHKにようこそ! (角川文庫)

＜参考記事＞
ポストムラカミの「ポップ文学」ベスト30（1976〜2002）仲俣暁生選