2007-11-16 魂のゆくえ 過去の詩 たとえ 有り余る程の財産を 手に入れたとしても たとえ 世界中の人々から 賞賛を浴びようとも 己の魂の訴えを 無視できようものか 高次のあなたは あなたという尊厳を求めている むなしく 満たされぬ 心の穴を 埋めずには いられまい 光を! 光を! 今や誰にも見せることのできない その醜悪な利己心に 飲み込まれてしまわぬうちに 光を! 光を! 全てを手にしたかのように思われている あなたは まもなく 最も大切な 自分の魂を失おうとしている ※2005/04/06 10:40初出